EDITER'S MEMO 車両×運転篇 Jun. 2015 Update

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「車両×運転」篇
— すべての撮影が終わったあとで —

今回の撮影で訪れたのは綾瀬車両基地。
広大な敷地の中に車両が並ぶ姿は壮観でした。車両が確かな経験に基づいた“車両のプロ”の検査を経て整備されていく工程は、その精密さに驚きました。
ある運転士さんの言葉「運転席で電源を立ち上げるとき、完璧に整備してくれた車両部への敬意を感じる」。それぞれの立場から安全を守り、車両を通してつながっていくことを象徴していると感じました。

異常なしという日常に向かって。

それは母の目なのか。
父の目なのか。

車体を慈しむ目。
だが、そのやわらかいまなざしの奥には
同時に、どんな些細な異常も見逃さない
厳しさが宿る。

驚くほどのスピードと緻密さで点検は進む。
ごつごつとした指先に潜む繊細。
わずかなネジの緩みや金属パーツの歪み、
微細な挙動の変化もその感覚からは逃れられない。

自分が安全の最後の砦。

運転士に完全整備車両を引き渡すために
全神経を研ぎ澄ます。
車体に触れるあらゆる所作に
プロの誇りがにじむ。

異常なし。
ただその一言のために沈黙の作業は続く。
そして、車両基地から運転士への引き渡しのときを迎える。

そのとき、「異常なし」はお客様が待つ日常とつながる。

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