INTERVIEW 駅員×車掌篇 Oct. 2015 Update

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「駅員×車掌」インタビュー「駅員×車掌」インタビュー

お客様の安全を、お互いの重なり合うまなざしで守り抜く。

確認と合図で連携し、お互いの目になるように

──まずは、駅員についてお伺いします。ご自身の簡単なプロフィールと普段の業務について教えてください。

私は平成19年に社会人採用で入社し、今年で入社8年目の32歳です。最初に大手町駅務管区日比谷地域で、駅員として歩み出しました。駅員はインフォメーションでのお客様案内業務や券売機等駅務機器の管理、駅ホームにおける安全確認作業(ホーム整理業務)などを行います。これらの業務を経験するうちに運転にたずさわる業務にも興味が湧いてきたので、入社して6年後、社内試験を受けて運転担当業務も行うようになりました。運転担当業務はこれまでの駅員業務のほかに、ダイヤが乱れたときなどの異常時に総合指令所から指示を受け、列車の進路を切り替えたり、信号を取り扱う大事な仕事を担います。一つ間違えれば事故に繋がることも考えられるため、思い込みや憶測などで判断することがないよう、注意しています。

──ある一日の業務の流れを教えてください。

8時の点呼から業務がスタートし、伝達事項を確認したらそれぞれの持ち場につきます。1〜2時間単位でシフトが決まっており、例えば9時から10時までインフォメーションでお客様応対をしたら、10時から11時まではホームでの業務…と持ち場を移動します。
8時から翌日8時までが勤務時間で、その間に休憩と仮眠の時間があります。遅番は終電後の営業終了作業をし、早番は始発の準備作業があり、翌日の勤務交替者に引継いで仕事を終えます。

──次に車掌について伺います。ご自身の簡単なプロフィールと普段の業務について教えてください。

平成13年に入社しました。現在、32歳です。所属は日比谷線乗務管区で、平成14年から日比谷線の車掌を務めています。運転士と一緒に列車に乗務し、ドアの開閉やお客様の乗降の安全確認など、運転士が見えない場所に目を光らせ、安全確保に努めるのが車掌の仕事です。今年で13年目ですが、今でも乗降数の多い中目黒の駅などでは特に気が抜けません。

──ある一日の業務の流れを教えてください。

7時に出勤し、アルコール検査の後に点呼を行い、その15分後に出場します。北千住駅から中目黒まで、一日3往復の勤務です。

離れていてもお互いを信頼。信頼の連携から生まれる安全

駅員の田島さんと車掌の中川さん。駅員と車掌は、なかなか直接交流することがないとお聞きしました。同じ32歳という共通点のあるお二人に、お互いに抱いている印象について話していただきました。

駅員 田島さん「ここ数年、東京メトロでは特に遅延対策に力を入れていますよね。車掌や運転士は、自分が担当する電車は遅延させないぞとプライドを持って走らせていると聞きます。」

車掌 中川さん「そうですね…。でもやはりお客様の安全が第一です。遅延対策は安全が確保された上で初めて成り立つことなので、停車時秒(列車が停止してから発車するまでの時間)はもちろんですが、安全の精度を高める事にも気を遣っています。そういう意味では、駅員のことは本当に信頼しています。例えばホームで列車のドアを閉める場合、車掌の私から見えない部分がどうしても出てきますので、ホーム整理業務をする駅員の合図を信頼して、運転士に発車の合図を送っています。」

駅員 田島さん「そうですね、ホームがカーブしている箇所など、車掌から見えない場所は特に注意しています。その上で、列車を受け入れる駅側はお客様の当たり前の日常を守るため、定時運行の確保にも最大限に努力しています。安全・安心の〝安心〟は、きちんと定時で目的地に到着する、という意味の〝安心〟でもあるので…。車掌は遅延にシビアですが、中川さんのお話を聞いて、改めて安全が前提での定時運行であると思いました。」

車掌 中川さん「安全はもちろんですが、駅員も停車時秒を守ることへの意識が高いということを改めて気付かされました。お互い「安全」を前提とした「サービス」があってこそ、お客様に「安心」を提供できるという想いは共通していると思います。」

普段、なかなか会うことがない駅員と車掌。しかし、離れていながらそれぞれの責任を完璧に果たし、お互いの目となって安全を守ることで、私たちの日々の安心に繋がっていることが分かりました。

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